2004年 東大の正三角形の問題

文理共通で出題されたもの。放物線 y=x^2 上に3つの頂点P, Q, Rをもつ一辺の長さaの正三角形があり、直線PQの傾きは\sqrt{2}である。このとき、辺の長さaを求めよ。

いろいろな解法があり、自分でも3通りぐらい解いた記憶がある。回転行列とかを用いるのが模範的というか教師根性(笑)が好みそうであるが、以下の方法はもう少し素朴なもの。

P(p,p^2), Q(q,q^2)などと置く。傾きの条件から、p+q=\sqrt{2}となる。PQの中点をMとすれば、MRはPQに垂直で長さは\frac{\sqrt{3}}{2}倍であるから、Rの座標はp, qで表される。p-q=t などと置けば、すべてはtの式で書けるから、Rが放物線上にある条件からtの値が求められる。