カタラン数と経路の数と漸化式

原点と(n,n)を結ぶ最短経路は{}_{2n}{\rm C}^{}_{n}だが、このうち領域y\leq xに含まれるものの個数はカタラン数になる。鏡像を使う方法が簡単だが思いつきにくい。ここでは漸化式を考える。

上記の場合の数をA(n)と書くことにする。これらの経路を、直線y=x上(ただし原点を除く)に初めて到着する点(k,k)で分類する。ただし、1\leq k \leq n である。すると、原点→(1,0)→(k,k-1)→(k,k)→(n,n)となる。(1,0)→(k,k-1)の経路はA(k-1)通りであり、(k,k)→(n,n)の経路はA(n-k)通りである。ただし、k=1の場合は前者は1通りなので、A(0)=1 と約束しておく。すると、全体では
A(n)=\sum_{k=1}^{n}A(k-1)A(n-k)
となる。右辺はいわゆる合成積(Convolution)であり、この漸化式を解くには、母関数 f(x)=\sum_{k=1}^{\infty}A(k)x^k を考えるのだが、長くなるので今日はここまで。