数研の入試問題集

本屋に行ったついでにそろそろ出ているかなと、2006年版の数研の入試問題集を探したところ、あるにはあったのだが、分厚くなっていて驚いた。これまでは答えは巻末に数値のみだったのだが、本体の2倍もある別冊の解答冊子がくっついている。どうやら教師向けの教授資料(学校でまとめて注文すると教師用に詳しい解答のついた冊子をくれる)を一般にも販売するようにした、という作り方。それが証拠に、本体の末尾には(詳しい別冊があるのなら不要なはずの)以前と同様の数値のみの答えがついている。学生にとっては詳しい解答があるほうが便利なのだろうが、分厚くなって場所をとるので、個人的には不本意。どっちにせよ、解答なんて見ないわけだから。分野別にコンパクトにまとまっている入試問題集として資料的に重宝していただけに、非常に残念。値段も高くなっているし。さりとて、わざわざ別冊解答を捨ててまで薄くするのもなあ、と。売れずに来年は以前の薄い冊子に戻ってくれることを祈ろう(笑)。